デジタルガレージは、ドラッグストアを全国展開するココカラファインヘルスケアと協力し、中国からのインバウンド(訪日観光客)消費を促す事業を始める(プレスリリース)。

 増加が著しい中国からの訪日観光客の取り込みを狙ってデジタルガレージが開発した、小売店店頭で行うプロモーションサービスのプラットフォームを利用する。同プラットフォームは店頭での認知から購入、併売を促すスタイルを取り、中国語での商品情報をスマートフォンへ配信することで購入を考えるきっかけを与える。

 具体的には、店内マップと情報提供の仕組みが記載されたチラシを訪日中国人に配布し、QRコードが設置された対象商品の棚に誘導。顧客がスマートフォンでQRコードを読み込むと、商品の詳細な説明ページが立ち上がり、商品訴求を行う。一連の情報はすべて中国語で提供する。

サービスの概要
サービスの概要
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 ココカラファインヘルスケアが運営する一部店舗に、今回のサービスをテスト導入。一部商品では情報ページの閲覧数と販売数が同数になるなど、スマートフォンを用いた情報提供と販売に高い相関性を見出せたという。68%の中国人客が「購入を考えるきっかけになった」と回答し、高い販促効果が認められた。この結果を受け、導入店舗や紹介商品数を拡大してサービスを展開する。