中国JinkoSolar Holding(ジンコソーラー)社は17日、同社の米国現地法人がCleanFund Commercial PACE Capital(以下、クリーンファンド)社と提携し、長期間にわたるプロジェクトの資金調達を支援するプログラム「SolarPACE」を産業用太陽光発電のデベロッパー向けに提供開始すると発表した。

 SolarPACEは、商業用や産業用の不動産物件を所有する事業者が太陽光発電によるキャッシュフローを最大化するよう作られているという。

 クリーンファンド社は、太陽光発電所の建設にかかる費用を100%まで融資し、顧客による返済は最長で30年とする。これによってSolarPACEは、産業用太陽光発電プロジェクトの資金調達でみられる信用度による資金調達の困難といった課題のほとんどを解決できるとしている。

 ジンコソーラー製の太陽光パネルとSolarPACEを採用するデベロッパーは、プロジェクトのコストを低減する優遇制度の利用が可能という。

 クリーンファンド社は、今回と同様の資金調達プログラムを、ノルウェーのRECグループ社や米Ten K Solar社など、太陽光パネルメーカーとの提携でも提供している。