太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラーは14日、インドのSolar Energy Corporation of India (SECI)との間で、連系出力が合計80MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に関する電力購入契約(PPA)を確約したと発表した。

 SECIはインド政府系の企業で、新・再生可能エネルギー省(MNRE)が母体である。太陽光エネルギーの推進や普及を使命としており、政府が掲げる「2022年までに100GWの太陽光発電」という目標を達成するうえで中心となる企業である(関連記事1)。

 カナディアン・ソーラーが今回受注したプロジェクトは、マハラシュトラ州に建設する合計450MWのメガソーラーの一部。同社は、競争入札で受注を獲得した。

 同プロジェクトによるメガソーラーは、2017年末までに運転を開始する計画で、SECIと同社とのPPAの期間は25年である。

 カナディアン・ソーラーは子会社の米Recurrent Energy社を通じて、北米を中心にグローバルにメガソーラーの建設や発電事業を手掛けている(関連記事2)。インドでは、既に連系出力110MWのプロジェクトに取り組んでいるという。

 同社のShawn Qu会長兼最高経営責任者(CEO)は、「現在進めている110MWのメガソーラーに加えて、インドで計画中のプロジェクトを積み増すことができた。インドは再エネの成長率が世界で最も高い市場の一つであり、今回の事業投資は重要な節目になる」と述べている。