「Peugeotブランドが発売する量産車の中で、最も高出力なスポーツコンパクト車」――。フランスPSA Peugeot Citroenグループは、新型ホットハッチ「308GTi」をこう表現する（図1）。主力モデルである「308」シリーズを、同社のモータースポーツ部門「PEUGEOT SPORT」がスポーツ仕様に調整した車両だ。
エンジンを高出力化した他、専用のサスペンションとトルセンLSD（リミテッド・スリップ・デフ）を装備することで走行性能を大幅に向上させた（図2）。同社の308シリーズの競合車種は、ドイツVolkswagen（VW）社の「ゴルフ」シリーズ。今回の308GTiも同様に、VW社の「ゴルフGTI」を強く意識している。
図1 フランスPSA Peugeot Citroenグループの「308GTi」。写真は最高出力が270PSのエンジンを搭載する「308 GTi 270 by PEUGEOT SPORT」
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図2 フロント部の様子。パワートレーンは基本的に、PSAグループのスポーツ車「RCZ R」と同じものを搭載した
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