シスコシステムズ合同会社は2017年3月14日、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)製品「Cisco HyperFlex」に、オールフラッシュモデルのCisco HyperFlex HX 220c M4オールフラッシュと同HX240c M4オールフラッシュを追加すると発表した(リリース)。

 同時に通信速度40Gビット/秒、ポート数32のネットワーク機器「Cisco UCS Fablic Interconnect 6332」をHyperFlex対応とした。これらの機能拡張によって「ユーザーはオールフラッシュアレイのパフォーマンスとHCIのシンプルな運用機能を同時に利用できるようになる」(米Cisco Systems社Product ManagerのAniket Patankar氏)。

Cisco UCS Fablic Interconnect 6332(上)とCisco HyperFlex HX 220c M4オールフラッシュ(下)
Cisco UCS Fablic Interconnect 6332(上)とCisco HyperFlex HX 220c M4オールフラッシュ(下)
[画像のクリックで拡大表示]

 Cisco HyperFlexは米Cisco Systems社のサーバー「Cisco UCS (Unified Computing System)」をベースに米VMware社の仮想化ソフト、Cisco Systems社が開発したストレージ仮想化ソフト「HX Data Platform」を組み合わせたHCI製品。IaaS(Infrastructure as a Service)を手軽に構築するための基盤となる。ユーザーはHTML5インターフェースの運用管理ソフトを通じて、複数ノードのHyperFlexの処理性能、ストレージなどのリソースを必要に応じて呼び出し、システムを構成できる。