携帯電話、太陽光発電設備などの販売を手掛けるハッピーサービス(北海道紋別市)は3月4日、紋別市渚滑町でメガソーラー(大規模太陽光発電所)の竣工式を開催した。完成したのは、出力1MWの「ハッピーサービス太陽光紋別北浜第2発電所」。
同社の所有する約4万6000m2の土地(原野)に建設した。地元の企業が設計・施工を担当し、シャープ製の太陽光パネルを5280枚設置した。パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。
積雪対策のため、パネルの設置角度は40度、パネル最低部から地面のまでの設置高は1.5m確保した。同市の積雪量から判断して、パネルを滑り落ちることで積み上がる雪山を一冬に1回も除雪する必要のない設計にしたという。
総事業費は3億3000万円。年間発電量は約116万kWhを見込み、全量を北海道電力に36円/kWh(税抜き)で売電する。
ハッピーサービスは2015年3月に隣接地に出力1.5MWの「ハッピーサービス太陽光紋別北浜第1発電所」を稼働しており、合計で2.5MWとなる。