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ゲリラ豪雨を検知へ、NICT、地デジ放送波で大気水蒸気量推定

  • 工藤 宗介=技術ライター
  • 2017/03/10 12:13
  • 1/2ページ
今回開発した計測システム
(写真:NICTのニュースリリースより)
[画像のクリックで拡大表示]

 情報通信研究機構(NICT)は2017年3月9日、地上デジタル放送の電波(地デジ放送波)の伝搬時間の変化をピコ秒精度(10~12秒)に測定することで大気中の水蒸気量を推定する手法を開発したと発表した(ニュースリリース)。水蒸気量推定の観測値を天気予報の数値予報モデルに取り込んで解析を進めることで、ゲリラ豪雨など都市部の局所的な気象現象の予測精度向上に寄与すると期待される。

水蒸気推定の原理
(図:NICTのニュースリリースより)

 電波は、大気中の水蒸気量によって伝わる速度が変化するため、その変化量を精密に測定することで水蒸気量を推定できる。今回、地デジ放送波の遅延プロファイルの位相から電波の伝搬遅延を求める手法を開発した。測定される位相には放送局や受信側の局部発振器の位相雑音も含まれるが、これらの影響を相殺する手法を考案し、高精度の伝搬遅延測定に成功した。

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