京セラは3月7日、国内の住宅用向けに、定置型で太陽光発電連係型のLiイオン蓄電システムの新製品として、業界最小・最軽量クラスを実現した容量3.2kWhのタイプを発表した。
これまでの容量7.2kWhや12kWhのタイプに加えて製品化した。4月に発売する。
小型・軽量化したことで、限られたスペースにも設置でき、戸建て住宅だけでなく、これまで容量3.2kWhクラスの蓄電池の導入が難しかった集合住宅や屋内でも導入できるようにした。
寸法は530mm×300mm×650mm、重量は約54kgとなっている。
設置性や施工性が向上しており、ブロック基礎による簡易施工で設置でき、施工時の作業負担も軽減した。
変換効率は、充電時・放電時ともに95.5%で、希望小売価格は150万円(税抜き)。価格を抑え、導入時の経済的負担も軽減したとしている。
売電優先や蓄電優先といったモード設定が可能で、太陽光発電電力を居住者の要望に沿ったパターンで使える。