コニカミノルタは、同社のBusiness Innovation Center(BIC)で推進するオープンイノベーションの一つとして、女性の月経周期に応じた健康管理を支援するソリューションを事業化する。2017年秋から順次、サービスを開始する。
同社が手掛けるのは、体調記録アプリを軸とした月経前の体調変化の予測・改善支援サービス。PMS(Premenstrual Syndrome:月経前症候群)の可能性がある女性が自身の症状に気づき、対処方法を自己選択することをサポートするもので、京都大学COI推進機構および京都大学医学部附属病院 産科婦人科 特定助教の江川美保氏と共同で開発した。
月経を経験する女性の約8割が、月経前の数日間に体調変化を感じるとされる。不調を感じる場合、その原因としてPMSの可能性があると自覚し、体調変化を正しく理解したうえで自ら対策を講じることが望まれる。
今回のサービスで提供する機能は、(1)月経周期やPMSに関する知識、対処方法などを紹介する「PMS啓発情報提供」、(2)スマートフォンアプリで体温や身体の状況、その時の気持ちなどを記録できる「体調記録」、(3)体調記録アプリと連動したコミュニティーに参加して悩みの共有や情報交換ができる「体調別コミュニティ構築」、(4)事前にWebサイトで専門家に相談できる「専門家への相談」、(5)体調情報に基づいて専門医の検索や適切な治療のサポートに対応する「かかりつけ医検索・かかりつけ医との情報共有」、である。