鹿児島県にあるSybac Solar社の出力2.6MWのメガソーラー
鹿児島県にあるSybac Solar社の出力2.6MWのメガソーラー
(出所:Skytron Energy社)
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 ドイツSkytron Energy社は3月1日、日本において、合計出力20MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、同社の「PVGuard」などの管理・監視システムが採用されたと発表した。

 採用されたメガソーラーは複数件で、プロジェクトの開発事業者は、米ファーストソーラーの日本法人、ドイツSybac Solar社、ドイツIBC Solar社、横浜環境デザイン(横浜市)、日本ソーラーサービシズ合同会社(米Sonnedixグループの日本における投資事業運営会社)などである。

 いずれの太陽光発電所も、2016年3月末までに電力網に連系する予定となっている。

 例えば、日本ソーラーサービシズは、二つの太陽光発電所でSkytron Energy社の監視システムを導入する。Sybac Solar社は、鹿児島県にある出力2.6MWのメガソーラーで採用した。

 日本で採用されたすべての太陽光発電所に、Skytron Energy社製システムの中核をなす「PVGuard」や、SCADA(産業用制御システムの一種)のソフトウェアを納入する。これによって、運用事業者は、太陽光発電所に関連するさまざまなデータを、リアルタイムで把握できるようになる。統合型の気象センサーの情報も活用する。

 太陽光発電所の能力を最大限に引き出すことに寄与するほか、投資家にとっても、単一のプラットフォームを介して活用できることから、遠隔監視による情報の活用を効率化できるとしている。日本語の表示も可能という。