新日本有限責任監査法人とEY新日本クリエーションが主催する「EY Innovative Startup 2017」は、今後著しい成長が期待されるホットトレンド8分野において、イノベーションを推進するスタートアップ企業27社を表彰企業として決定した。ヘルスケア分野からは、Kids Publicクリニカル・プラットフォーム情報医療の3社が選ばれた。

 EY Innovative Startup 2017は、8つのホットトレンド分野においてイノベーションの創出が期待できる未上場のスタートアップ企業を表彰するもの。8分野は、Fintech、ロボット、AI、IoT、ヘルスケア、リテール(小売、外食、アグリ含む)、不動産・ロジスティクス・エネルギー、メディア・エンタープライズ向けビジネスである。

 新日本有限責任監査法人らは、この表彰について「イノベーションを通じて社会に新たな価値を提供する企業の増加が、今後の日本経済を下支えし、発展させるための重要な要素になると考えられる。成長性、革新性、社会性などの観点からスタートアップ企業を奨励し、その知名度の向上に寄与することで、よりよい社会の構築につなげることを目指す」としている。

 なお、ヘルスケア分野で選ばれた3社が手掛けている主な事業は以下の通り。

【Kids Public】小児科に特化した遠隔医療相談サービス「小児科オンライン」

【クリニカル・プラットフォーム】クラウド電子カルテ「Clipla」を中心としたクラウドベースの診療所マネジメントシステム

【情報医療】人工知能技術を用いたヘルスケア企業・団体向けソリューションやスマホ診療アプリ「curon」