パナソニックは、座ってバランスを取るだけで、腹斜筋などの体幹の筋肉を鍛えることができる椅子型のトレーニング機器「コアトレチェア EU-JC70」を2017年2月25日に発売した(図1)。コアトレチェアは人間の反射運動を利用して筋力を鍛える。価格は約30万円、高齢者や多忙でトレーニングの時間が取れない人に向ける。

図1 パナソニックが発売した「コアトレチェア EU-JC70」
図1 パナソニックが発売した「コアトレチェア EU-JC70」
(画像:パナソニック)
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 発売したコアトレチェアをパナソニックは「トレーニング家電」と呼んでいる。同社はトレーニング家電を、家電メーカーの技術を用いて、女性や高齢者でも効率よく、継続しやすいトレーニングを可能にした機器と位置付けている。今回のコアトレチェアでは、パナソニックの機械や制御の技術や、ノウハウを利用することで、これまで知識を持った専門家の補助が必要だった体幹トレーニングを、1人で日常的に継続しやすくした。「ターゲットは定期的にスポーツジムに通っている健康維持に熱心な人ではなく、むしろ継続することが苦手な人」(同社)という。