イベント一覧のトップ画面(ネオスのプレスリリースより)
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 歩数計アプリ「RenoBody」を手掛けるネオスは、健康長寿研究所が運営する「N-system」と連携し、さまざまな団体でウォーキングイベントを簡単に開催できるサービスを2017年4月に提供開始すると発表した。保険者や企業に向ける。

 今回のサービス「RenoBody:ウォーキングイベントサービス」は、RenoBodyで取得した歩数や中強度の活動データをN-systemと連携することで、疾病リスクを測定する。さらに、中強度のウォーキングなどの活動による健康増進効果の度合いを医療費削減という観点で測定できるようにするという。

 N-systemは、肥満や寝たきりなど20の病気や病態に対して、日常の活動量が予防基準を満たしているかを評価するシステム。東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利氏が群馬県中之条町で行った健康実験「中之条研究」で明らかになった病気や病態の予防基準値を可視化したもの(関連記事12)。

 今回のサービスを導入する保険者や企業にとっては、ウォーキングイベントを開催することで、保険指導の運動プログラムや地域の介護予防および健康増進事業への活用が期待できる。このほか、医療費抑制に向けた政策立案や健康づくり拠点の集客装置としてのイベント企画にも有用だ。

イベント参加団体のランキング画面(左)とN-systemを使った分析画面(右)(ネオスのプレスリリースより)
イベント参加団体のランキング画面(左)とN-systemを使った分析画面(右)(ネオスのプレスリリースより)
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