ルーフに太陽光パネルを備える
ルーフに太陽光パネルを備える
(出所:トヨタ自動車)
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駐車中に駆動用バッテリーに太陽光発電電力を充電
駐車中に駆動用バッテリーに太陽光発電電力を充電
(出所:トヨタ自動車)
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ナビゲーションシステムやスマートフォンで発電量を確認
ナビゲーションシステムやスマートフォンで発電量を確認
(出所:トヨタ自動車)
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 トヨタ自動車は2月15日、プラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」をフルモデルチェンジし、販売を開始したと発表した。

 1回の満充電で走れるEVモードでの走行距離を、従来品に比べて2倍以上となる68.2kmに伸ばしたほか、充電した電気が切れてもハイブリッド車として37.2km/Lに燃費を高めた。

 充電は、普通充電(200V・100V)、急速充電に加えて、太陽光発電電力を使う「ソーラー充電システム」を新たに採用した。

 太陽光パネルは、車両のルーフに備えている。量産車としては、世界で初めて、駐車中に太陽光発電電力をEVの走行用エネルギーに変えるシステムを実現したとしている。

 これによって、充電スタンドのない駐車場や災害などで停電した場合でも、太陽光発電により充電できる。

 駐車中には、太陽光発電電力を駆動用バッテリー(蓄電池)に充電する。走行だけでなく空調の駆動など、さまざまな用途に利用できる。

 一方、走行中は、駆動用バッテリーに充電する代わりに、補機バッテリーの消費を補う。

 発電量は、ナビゲーションシステムやスマートフォンで確認できる(関連記事)。