パナソニックは2017年2月21日、太陽電池モジュール「HIT」の新製品として、住宅用標準タイプの「P247α Plus/P252α Plus」を2017年4月19日から受注開始すると発表した(ニュースリリース)。P247α Plusは、モジュール変換効率が19.3%、公称最大出力が247Wで希望小売価格(税別、工事費別)14万6000円。P252α Plusは、モジュール変換効率が19.6%、公称最大出力が252Wで同17万4500円。

■住宅用太陽電池モジュール(写真:パナソニック)
■住宅用太陽電池モジュール(写真:パナソニック)
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 独自構造により面積あたりの発電量が大きく、日中の高温時の出力低下が少ないのが特徴。限られた面積でより大きな年間発電量が期待できるという。「ヘテロ接合の界面清浄化技術」により出力を向上した。出力保証と機器瑕疵保証を合わせた「モジュール25年保証」を無償で適用する。

 施工は、独自のPS(Push & Slide)工法を採用し、モジュール間の隙間の少ない外観を可能にした。標準タイプに加えてハーフタイプや台形タイプを組み合わせることで、寄棟屋根や複雑な形状の屋根にも設置できる。今回の製品の受注開始と同時に、PS工法の適用範囲を拡充し、厚物瓦屋根に設置できる「指示瓦方式」にも対応する。

 同社は、今後も太陽光発電システムのほか、蓄電池やHEMSなど住宅用のエネルギーマネジメント関連機器のラインアップの充実を図る。なお、2017年3月1~3日に東京ビッグサイトで開催される「PV EXPO 2017 ~第10回[国際]太陽電池展~」に同製品を出展する。