「Noom コーチ」の画面イメージ
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Apple Watchを装着する愛媛県職員と愛媛県ご当地キャラクター「みきゃん」
Apple Watchを装着する愛媛県職員と愛媛県ご当地キャラクター「みきゃん」
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 デジタルヘルスベンチャーのNoom Japanは、特定保健指導に同社のヘルスケアアプリ「Noom コーチ」の利用とApple Watchなどのウエアラブルデバイスの試験導入を開始した。それに向けて、地方職員共済組合愛媛県支部を始めとする地方自治体や企業と連携。2017年2月から、愛媛県職員の特定保健指導を開始する。

 Noomコーチは、CDC(米国疾病対策予防センター)認定の行動変容のためのアプリ。Apple WatchやiPhoneのヘルスケアアプリと連動し、歩数や消費カロリー、体重などのデータを統合できる。

 従来の特定保健指導では、初回に医師や保健師、管理栄養士と対面で面談し、その後の支援も電話や手紙を用いるのが一般的だった。しかし、Noomコーチを利用する今回の特定保健指導では、初回面談にテレビ電話を活用。その後のサポートも、アプリのメール機能を通じて実施する。

 対象者は、スマートフォンとApple Watchなどを通して、食事や運動の記録、体重・血圧・血糖値などを日々確認できる。ITを活用することで時間や場所にとらわれないマンツーマンコーチングが可能となる。

 これまで健康に関心のなかった層に対して、アプリならではの手軽さと今まで培ってきたNoomの行動変容プログラムによって、高い参加率と継続性のある特定保健指導を実現するのが狙い。メッセージ機能を通して常時質問や会話が可能。コミュニケーションをより円滑にして、信頼関係を築いた身近なサポートを提供する。