開発予定地の様子
開発予定地の様子
(出所:日本アジア投資)
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安全祈願祭の様子
安全祈願祭の様子
(出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資は2月20日、香川県さぬき市の御田神辺(みたかべ)池の水上にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。ため池上にフロート架台を浮かべて太陽光パネルを設置する。地元のパートナーと共同で建設する。

 名称は、「御田神辺池ソーラー発電所」。太陽光パネルの設置容量は1.52MWで、年間発電量は約187万kWhを見込み、これは一般家庭約530世帯分の年間電力消費量に相当する。総事業費約 5 億円で、そのうち約 85%を融資で賄う。プロジェクトファイナンスを組成し、香川銀行から調達する。

 買取価格は32円/kWh(税別)で、四国電力に売電する。2017年8月に商業運転を開始する予定。

 日本リーテックがEPC(設計・調達・施工)サービスを担当し、太陽光パネルは中国ジンコソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国サングロウ製、フロート架台は三井住友建設製を採用する。

 日本アジア投資は、2018年3月までに100MW規模のメガソーラーを運転開始する計画を掲げている。2016年12月末までに投資した案件は、売却済みも含めて累計29件138.7MW(同社出資持分 81.8MW)となっている。

 同社では、「東京証券取引所に上場インフラファンド市場が開設されるなど、外部環境が整備されてきたことから、今後、条件次第でプロジェクトを売却することで、早期に収益機会を獲得することも検討する」としている。加えて、計画中のプロジェクトを確実に事業化するとともに、新規案件の開拓にも取り組む。