胃部集団検診X線システム「ESPACIO AVANT」
胃部集団検診X線システム「ESPACIO AVANT」
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 日立製作所は2017年2月24日、検診車に搭載できるサイズの胃部集団検診X線システム「ESPACIO AVANT(エスパシオ アバント)」を日本国内で発売する。遠隔操作卓を従来比20%小型化し、X線高電圧装置の高さも同40%低くした。検診車内をより広く使用でき、レイアウトの自由度も増すという。

 X線検出器にFPD(Flat Panel Detector)を採用。検出器にイメージインテンシファイアを用いた従来システムと比べ、周辺部もひずみの少ない画像を描出できるため、明瞭なX線画像を作成できるとする。

 施設内で使用する据置型のX線システムに搭載していた同社独自の画像処理エンジンを搭載。動き追従型ノイズ除去技術やマルチDRC処理技術などを実装しており、据置型と同等の高画質を実現するという。

 X線条件を設定する操作パネルには、タッチパネルとダイヤルを採用した。直観的な操作が可能なタッチパネルと、素早い条件設定が可能なダイヤルで操作者の負担を軽減し、短時間に多くの被検者を検査する集団検診をサポートする。