伊藤忠商事は2月16日、岡山県において、出力約37MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「新岡山太陽光発電所」の竣工式を開催したと発表した。
芙蓉総合リース、エネワンソーラーとの合弁による特定目的会社(SPC)、新岡山ソーラーが発電事業者となる。出資比率は、伊藤忠商事が50%、芙蓉総合リースとエネワンソーラーが25%ずつとなっている。
エネワンソーラーは、LPガスを手掛けるサイサン(さいたま市)と、太陽光発電開発の森和エナジー(東京都千代田区)による共同出資会社である。
岡山市に立地する。年間発電量は、一般家庭約7600世帯分の消費電力に相当する、約4300万kWhを見込んでいる。
土地造成工事は大林組、EPC(設計・調達・施工)サービスは東芝が担当した。太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。
今回の稼働により、伊藤忠商事が参画する国内のメガソーラー事業のうち、稼働済みは愛媛県、大分県に続き3か所となった。
施工中の佐賀県の案件を合わせると、合計出力は約130MWとなる。今後、合計出力200MWを目指して開発を続けていくとしている。