1日に「8000歩/20分」でTポイントが貯まる
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Tポイント獲得時の画面
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中之条研究を手掛けた青柳氏(左)とトーンモバイル 代表取締役社長 CEOの石田宏樹氏(右)
中之条研究を手掛けた青柳氏(左)とトーンモバイル 代表取締役社長 CEOの石田宏樹氏(右)
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 中之条研究――。「歩数」と「速歩きの時間(中強度の活動時間)」による普遍的な健康づくりの指標を編み出したことで知られる研究だ。

  その指標とは、健康維持や病気予防に効果的な数値が1日平均8000歩、中強度の活動時間が20分というもの。同研究を手掛けた青栁幸利氏(東京都健康長寿医療センター研究所 老化制御研究チーム 副部長)は、この指標を分かりやすく「8000歩/20分」という言葉で推進している(関連記事:「8000歩/20分」以上の運動は、病気の予防にならない)

 この「8000歩/20分」の指標を活用したスマートフォンのサービスを、トーンモバイルが2016年2月17日に開始した。カルチュア・コンビニエンス・クラブとフリービットの戦略的資本・業務提携により生まれたトーンモバイルは現在、スマホサービス「TONE」を展開している。このTONEが備える「ライフログ」機能を拡張する形で、「8000歩/20分」という指標に対する成果の記録や不足量、日々の傾向などを可視化する機能を実装した。同時に、1日に「8000歩/20分」を達成した時には、Tポイントが1ポイント貯まる。

 TONEが備えるライフログ機能ではもともと、搭載する各種センサーを利用して自動的に「歩数」「消費カロリー」「活動量」などを記録できる。今回の「8000歩/20分」の計測にはこのセンサーを使う。そして、利用者が生年月日を入力することで、年齢に応じた中強度の運動のレベルが自動設定され、その運動を何分実施したかがカウントされる。

 中之条研究では、毎日「8000歩/20分」を続けると、「寝たきり」「うつ病」「認知症」「心疾患」「脳卒中」「がん」「動脈硬化」「骨粗しょう症」「高血圧症」「糖尿病」といった生活習慣に関わる10の疾患の発病リスクを1/10に抑えられるとしている。そこでトーンモバイルでは、今回のサービスを「持っているだけで健康になるスマホ」と銘打つ。

 今回のサービスを皮切りに、トーンモバイルは青柳氏と引き続き健康領域における提携を進め、健康サービスの発展を進めていくという。