日本ソーラーサービシズが運営している太陽光発電所の例
日本ソーラーサービシズが運営している太陽光発電所の例
(出所:日本ソーラーサービシズ)
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 太陽光発電開発事業者である日本ソーラーサービシズ(東京都港区)は2月15日、日本国内において、合計出力170MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトを開発すると発表した。

 米国の太陽光発電開発事業者であるGSSG Solar社と提携し、合計出力170MWの複数のメガソーラーを開発する。すでに合計出力47MWのプロジェクトは施工中とし、残りの合計出力123MWは開発中としている。

 日本ソーラーサービシズは、ソネディックス(Sonnedix)による投資を運用し、日本で太陽光発電所を開発・運用する会社である。ソネディックスは、JPモルガン・アセット・マネジメントの助言を受けている投資家が出資比率の過半を占めている合弁会社としている。

 GSSG Solar社は、ビジョン・リッジ・パートナーズが主要機関投資家(アンカーインベスター)となっている太陽光発電事業専門の投資ファンド、GSSG Solar Partnersの運営を担うゼネラル・パートナー(無限責任組合員)を管理する会社という。

 今回の提携によって、日本ソーラーサービシズが、日本で手がける太陽光発電プロジェクトの合計出力は400MWに拡大する。Sonnedixによる日本での総投資額は、13億米ドル以上になる。

 今回の提携は、日本におけるそれぞれのプロジェクトに関わるパートナーやステークホルダーに対する義務を維持しつつ、メガソーラーを共同で開発・施工するための枠組みを定めるものと位置づけている。

 今後、米国を含む、日本以外の地域における協力関係の構築も協議しているとする。

 今回の提携に関して、日本ソーラーサービシズは、Paul Hastings(法律)と金川国際法律事務所(法律)、Vector Cuatro(技術)、KPMG(会計・税務)を、GSSG Solar社は、モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所(法律)と西村あさひ法律事務所(法律)、KPMG(会計・税務)をアドバイザーとして任命している。