埼玉高速鉄道(さいたま市)は、埼玉スタジアム線浦和美園駅の駅舎屋上に太陽光発電システムを設置し、1月24日から使用開始した。駅構内や本社施設の照明などに使用する電力の一部を賄う。
出力は55kWで、年間約6万3000kWhの購入電力の削減および36tのCO2排出抑制が見込まれる。また、改札口付近の表示モニターを設置し、太陽光から供給される電力量を確認できる。
太陽光パネルおよびパワーコンディショナー(PCS)は長州産業製(山口県山陽小野田市)を採用した。施工は、地元の設備工事業者である丸進工営の埼玉営業所(埼玉県新座市)が担当した。
駅舎への太陽光発電システムは同社初の試みであり、駅構内や電車内の照明LED化に続くCO2削減の新たな取り組みになるという。