太陽光発電所向けのサービスを開始
太陽光発電所向けのサービスを開始
(出所:テラドローン)
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パネルの熱分布画像を分析して報告
パネルの熱分布画像を分析して報告
(出所:テラドローン)
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 ドローン(無人小型飛行体)関連を手がけるテラドローン(東京都渋谷区)は2月14日、太陽光発電向けのサービスを開始すると発表した。

 開発時における用地の測量サービスと、運用時に太陽光パネルの熱分布画像を取得・分析するサービスを開始する。

 用地の測量は、ドローンによるレーザー測量を活用する。山林地域にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を開発する際の効率化に寄与する。

 従来、樹木が生い茂っているような場所では、画像による測量が難しかったが、こうした場所でも、地表面の地形を正確に計測できるという。

 正確な測量は、パネル設置枚数の高精度な見積もりにつながる。地表に目印(マーカー)を置く必要がなく、短時間で計測できる利点もある。

 太陽光パネルの熱分布画像を取得・分析するサービスでは、ドローンの赤外線カメラによる空撮画像を活用する。点検作業者が赤外線カメラを持ち、太陽光パネルの熱分布を1枚ずつ確認しながら歩き回る方法に比べ、作業の負担を軽減できる上、所要時間を短縮できるとしている。

 上空から撮影した画像を使うため、1度にパネルの状況を広範囲に把握できる。こうして取得したパネルの熱分布画像を分析して報告する。

 パネル表面の汚れや、雑草による影の影響も把握できるため、O&M全体の効率化や、計画的な運用に寄与できるとしている。