「ネットワークヘルスキオスク」の外観
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呼気アセトン、呼気エタノール濃度測定結果を表示した画面イメージ
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 NTTドコモは、同社が開発した呼気計測装置が病気の予防や早期発見などに有用かどうかなどを検証する実証実験を、中国・上海市で2016年3月31日に開始する。同装置は、呼気中のアセトンとエタノールの同時計測が可能なもの(関連記事)。実証期間は2017年3月31日まで。

 これに先立ち、2016年2月15日には、スマートサービステクノロジーズが開発・製造した、病院の受診要否を判断するためのセルフ健康検査が行える「ネットワークヘルスキオスク」に、NTTドコモの呼気計測装置を実装する覚書を締結した。ネットワークヘルスキオスクは、備え付けの各種センサーや健康管理機器を自分で操作し、自身の健康状態に異常が無いかを検査できるブース。身長、体重、血圧、体脂肪率、体温、脈拍、視力、聴力、肺活量、緑内障、白内障、心電波形、メンタルヘルス、認知症など計14項目以上の検査が可能。

 今回、呼気計測装置を実装し、新たに脂肪代謝の検査が加わることで、糖尿病や摂食障害、過度なダイエットなどに起因する代謝異常の有無も検査できるようになる。上海の周辺地域に在住の約1万人に無償で利用してもらう予定。