NTTドコモは、法人企業向けに提供するクラウド型サービスパッケージ「ビジネスプラス」に介護事業者向け支援サービス「HOPE LifeMark-WINCARE for docomo」を新たに加えた。2017年2月13日に販売を開始した。

 介護従事者がタブレット端末やスマートフォンを利用して、請求業務や訪問先での介護記録などの業務を行うことができる。利用価格は利用端末や業務サービスにより、月額2万9000円から。ドコモ法人営業、ドコモショップ及びドコモビジネスパートナーの窓口で販売する。サービス提供開始は、同年3月1日より。

 今回、富士通と提携し、同社の介護事業者向け支援システム「HOPE LifeMark-WINCARE Cloud」を中堅・中小の介護事業者が導入しやすいように必要な機能やプランに絞った。クラウドサービスであるため、法改正などに伴うシステム更改によるユーザーの負担なく利用できる。

HOPE LifeMark-WINCARE for docomoの利用イメージ
HOPE LifeMark-WINCARE for docomoの利用イメージ
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 基本機能(事業所などにおけるパソコン業務)とモバイル機能(訪問先などにおけるモバイル業務)があり、両機能を選択して利用できる。また、介護の業態に合わせ「居宅介護支援」「訪問看護」「訪問介護」「通所介護」の4サービスを選択できる。

 パソコン業務では、利用者情報管理や介護サービス計画作成・管理、利用者請求・保険請求管理が行え、介護情報を集約した掲示板機能などが利用できる。

 モバイル業務は専用のアプリをインストールしたタブレット端末やスマートフォンを利用し、訪問先での訪問スケジュール確認・調整、利用者情報確認や看護・介護記録の登録、介護サービス計画調整・印刷、サービス提供記録の印刷(訪問看護・介護)などが行える。さらに、基幹システムと連携することにより、介護記録や健康保険証更新時の利用者情報編集などの業務を、事業所へ戻ることなく訪問先で行うことができる。