完成した「プロロジスパーク吉見」  
完成した「プロロジスパーク吉見」  
(出所:プロロジス)
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 米国系の物流向け不動産会社のプロロジス(東京都千代田区)は1月21日、埼玉県比企郡吉見町で賃貸用物流施設「プロロジスパーク吉見」の竣工式を開催した。約6万3500m2の敷地に地上3階、延床面積約10万5000m2の物流施設を建設した。

 1階には、コンビニエンスストアや、130席の休憩ラウンジとプロジェクターを備えた会議室を設け、無線LAN接続を利用できるなど、働きやすい環境を整えた。また、入居企業の事業継続性への配慮から、災害などによる停電時でもトイレやセキュリティの機能を72時間程度維持できる非常用発電機、緊急地震速報システム、衛星電話などを備える。

 環境負荷低減のため、昼光利用システムや庫内を含む施設全体にLED照明を採用したほか、屋根上などに出力約2MWの太陽光発電システムを導入する。CASBEEのAランク認証やBELSを取得する予定という。

 同社は、日本国内で現在46施設を運営している(開発中を含む)。このうち太陽光発電システムは、21施設で合計23MWが稼働している。「プロロジスパーク吉見」に設置を予定している約2MWは、国内のプロロジスの施設としては最大規模となる。設置する太陽光パネル、パワーコンディショナー(PCS)の製造企業は未公表。