欧州の太陽光発電関連団体であるSolarPower Europeは2月9日、2015年に欧州の送電線に新たに連系した太陽光発電システムは、合計出力約8GWになったとの見通しを発表した。

 2014年の約6.95GWに比べて、約15%増えた。2011年にピークに達した後、2012年~2014年は3年連続で前の年を下回っており、4年ぶりに前の年を上回った。

 2015年に再び前の年を上回った要因として、政府の支援で新設が続いている英国市場の好調を挙げている。他のほとんどの国では、前の年に比べて横ばい、または、減少となっている。

 欧州では、ほとんどの国で、住宅用・産業用の太陽光発電が、競争力を維持しているとしている。今後、自家消費やエネルギー貯蔵を促進するための政治的な枠組みが重要になると指摘している。