デューク・エナジーのメガソーラーの例
デューク・エナジーのメガソーラーの例
(出所:デューク・エナジー)
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 米国の航空・宇宙関連企業であるロッキード・マーチンは2月1日、米国の大手電力会社のデューク・エナジー(Duke Energy)から、太陽光発電電力を購入すると発表した。

 17年間の電力購入契約に基づいて、デューク・エナジーの再生可能エネルギー部門(Duke Energy Renewables)から、出力30MWの太陽光発電電力を購入する。

 年間購入量は、約7万2000MWhを見込んでいる。

 デューク・エナジーの再生可能エネルギー部門は、ノースカロライナ州のコネトー(Conetoe)にある、新設のメガソーラー(大規模太陽光発電所)による発電電力を、ロッキード向けに供給する。

 このメガソーラーは出力80MWで、ミシシッピ川以東では最大規模の太陽光発電所になるという。

 ロッキードは、温室効果ガスの排出量を、2020年までに2010年に比べて35%削減する目標を掲げている。今回のデューク・エナジーからの太陽光発電電力の購入によって、目標の達成に近づくとしている。

 ロッキードは、年間消費電力の16%に相当する、約26万MWhをグリーン電力で賄っているという。この数値には、再生可能エネルギークレジット(renewable energy credit)分を含んでいる。

 こうした取り組みによって、米国の環境保護庁によるグリーン電力需要家ランキングで、2015年のトップクラスの1社になったとしている。