caseの主な機能と利用シーン
caseの主な機能と利用シーン
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 エムキューブは、症例検討会など複数地点を結んで実施する臨床現場でのカンファレンスを支援するコミュニケーションサービス「case」のβ版を2017年4月頃から提供する(ニュースリリース)。本サービスの開始は同年7月以降を予定している。

 caseは症例相談や検討会、勉強会、論文抄読会、多職種カンファレンスなどに向ける医療者専用コミュニケーションサービス。Webベースで利用できるSaaS型サービスで、地理的な制約やスケジュール調整、テレビ会議システムの契約料といった、従来のカンファレンスの課題を克服できるという。ユーザー利用料は基本無料。

 提供する主な機能は、テキスト・ビデオコミュニケーションやデスクトップシェアリング、スケジューリング、ドキュメント管理、コミュニティー機能など。多様なコミュニケーション形態に対応することから、多人数のビデオカンファレンスからWebセミナーまでさまざまな場面に使えるという。電子カルテなどの医療情報システムとの連携機能も備える。

 エムキューブは、医療従事者サイト「m3.com」を運営するエムスリーの子会社(関連記事)。caseでは、提供開始直後からm3.comとのID連携に対応する予定。その他のサービスパートナーとの連携も予定しており、早期に全国医師数(約30万人)の10%程度のユーザー獲得を目指すという。