中国の国家エネルギー局(NEA)は2月4日、2016年の太陽光発電に関する統計データを発表した。それによると、2016年に新規導入された設備容量は34.54GW、累積設備容量は77.42GWとなり、いずれも世界最多の容量になったとしている。

 2016年の総発電量は662億kWhで、電源構成に占める太陽光のシェアが1%に達したという。

 地域的には、特に中東部での導入が増加したという。具体的には、山東省、河南省、安徽省など9省でそれぞれ1GWを超える設備が新規に導入されたとしている。

 設備の種別に関しては、新規導入設備のうち4.24GWが「分散電源」であり、分散電源の累積容量が10.32GWに達したとしている。分散電源の太陽光発電の増加量は、前年比で2倍という。

 NEAは、設備容量が20MW未満の太陽光発電所で、主に設置場所やその周辺で電力が消費されるもの、未利用地やキャノピーとして農地に設置されるものなどを、分散電源と定義している。