「SOLAR ENERGY宝達太陽光発電所」  
「SOLAR ENERGY宝達太陽光発電所」  
(出所:菱機工業)
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 北國銀行は昨年12月28日、石川県宝達志水町に建設した合計出力約3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に対し、融資を実行したと発表した。事業からの収益を返済原資としたプロジェクトファイナンスで、同社が単独で組成した初めての案件となる。

 対象となったのは、「SOLAR ENERGY宝達太陽光発電所」。菱機工業グループのRYOKI ENERGYが建設した。北國銀行は、発電事業を目的として設立したSPC(特定目的会社)に対して融資した。

 同発電所は、3サイトで構成される。それぞれの出力は以下となる。「SOLAR ENERGY宝達A 太陽光発電所」は、パネル容量1.755MW、連系出力1.5MW、「SOLAR ENERGY宝達B 太陽光発電所」はパネル容量1.119MW、連系出力1MW、「SOLAR ENERGY宝達C 太陽光発電所」は、パネル容量0.6MW、連系出力0.5MW。

 事業用地は地元の団体が所有する遊休地を活用した。約5万8000m2の敷地に3発電所合計で太陽光パネルを1万3410枚設置した。パネルはET Solar製を採用した。パネル容量は合計で3.474MW、連系出力3MWとなる。年間予想発電量は一般家庭1200世帯相当の340万kWhを見込んでいる。