医療用アプリ開発のベンチャーであるキュア・アップは2016年2月8日、医療機器製造販売業(製販業)の第二種免許を取得したことを発表した。2014年11月に施行された医薬品医療機器等法で、医療用ソフトウエアが医療機器として認められるようになったことを受け、医療機器としてのアプリ事業の実現を視野に取得したもの。

 同社は現在、ニコチン依存症の精神疾患に対して治療を行う医療用アプリを、慶應義塾大学呼吸器内科と共同で開発している。今回の製版業許可取得を受け、いわゆる「治療アプリ」の実現を加速する考え。

 2015年10月には、大学発・技術系ベンチャーへのインキュベーション投資・支援活動に特化したBeyond Next Venturesが運用するファンドを引受先とする第三者割当増資の実施により、約1億円の資金調達を行っている(関連記事)