タイの石油会社であるBangchak Petroleum社は2月1日、米SunEdison社の日本における太陽光発電事業を買収したと発表した。

 Bangchak Petroleum社の子会社であるBCPG社が、米SunEdison International社、シンガポールSunEdison Energy Holding社と、日本におけるすべての太陽光発電事業の譲渡に関する契約を締結した。

 SunEdison社の日本法人である、サンエジソンジャパン(東京都港区)と、日本における発電事業への投資会社であるシンガポールSunEdison Japan Debt Financing社、SunEdison TK Investor 1社の発行済みの全株式を取得した。

 Bangchak Petroleum社が1月26日に開催した取締役会で決議し、1月29日に売買契約を締結した。

 譲渡額は、96億2600万円である。稼働済み、建設中、開発中を合わせ、合計出力198MWの太陽光発電所を取得したとしている。

 稼働中の太陽光発電所は合計出力13MW、建設中の案件が同27MW、開発中の案件が最大158MWとなっている。

 譲渡額の支払いは、二つに分けている。先行分は、41億4100万円以上となる。運用中の太陽光発電所のほか、建設中、建設準備中の案件の評価額で、合計出力63MW分が対象となる。また、開発プラットフォーム、O&M(運用・保守)に対する評価も含んでいる。

 後払い分は、その他の対象となるプロジェクトごとの条件の評価に基づくとしている。