福島県喜多方市と喜多方医師会は2017年2月6日、ウェルビーのPHR(Personal Health Record)サービスを利用した「かかりつけ医による家庭血圧見守り事業」を、喜多方市で開始したと発表した。

 喜多方医師会は、喜多方市内の医療機関に通う市民を対象に、医師が必要と判断した場合に血圧計を無償で3年間貸与する取り組みを進めてきた。血圧の記録・管理を通じて脳血管障害や心筋梗塞のリスクを低減し、市民の健康維持を支援するのが目的だ。

 今回は喜多方市の助成を受け、オムロン ヘルスケアの通信機能付き血圧計を市内の高血圧患者がいる家庭に無償で貸与。利用者が計測した血圧は、ウェルビーの自己管理/療養指導支援アプリ「Welbyマイカルテ」を通じて担当医と共有する。担当医は患者の計測データを一覧表示やグラフで確認。異常がある場合には、診察で適切な治療に役立てられる。

 喜多方市内のスマートフォンショップでは、スマートフォンやアプリの利用に不慣れな患者を対象に、Welbyマイカルテのインストールや利用方法の無料サポートを実施する。より気軽にPHRサービスを利用するきっかけとすることを狙う。