レンジローバースポーツ
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テレインレスポンスのセレクター
テレインレスポンスのセレクター
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テレインレスポンスの説明
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 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2016年1月、長野で雪上試乗会を実施した。試乗会は、公道と特設コースによる試乗の2本立て。長野県大町市を拠点に、一般道を走行した後、特設会場となった鹿島槍スキー場の駐車場に向かった。

 筆者が試乗したのは、「レンジローバースポーツ」である。4輪駆動の同車は、テレインレスポンスというセレクタースイッチを持ち、路面に応じた走行制御が可能となる。基本的には、オートモードであらゆる路面に対して最適に制御を切り替えるが、今回は手動の設定を試してみた。

 試乗車には、オートモードに加え、(1)通常、(2)草/砂利/雪、(3)泥、(4)砂、(5)岩場、の5種類の手動モードがあった。通常走行では、オートモードで十分であるが、特設コースには雪で作った凹凸の傾斜や急な上り坂および下り坂が用意されていた。凹凸が激しく常に4輪が接地しない傾斜のセクションでは、(2)を選びながら、さらに低速で走行するLowレンジに設定することでより走破性が高まった。ただし、テレインレスポンスのセレクターの右下にあるLowボタンの設定はちょっと複雑だ。いったんシフトレバーをパーキングの位置に戻して、ボタンを押さないと有効にならないためだ。