完成後のイメージ(ウエストエネルギーソリューション施工の同等規模の発電所) 
完成後のイメージ(ウエストエネルギーソリューション施工の同等規模の発電所) 
 (出所:ヤフー)
[画像のクリックで拡大表示]

 ウエストホールディングスの子会社で、太陽光発電の企画・施工を手掛けるウエストエネルギーソリューションは、ヤフーの運営する日本最大級のインターネットオークション「ヤフオク!」に、2月12日から太陽光発電所設備を出品する。ヤフーとウエストホールディングスが2月3日に発表した。

 出品する太陽光発電所設備は、ウエストエネルギーソリューションが広島県三原市に保有する出力約500kWの設備。2014年度に設備認定を取得し、買取価格32円/kWh(税別)の新設案件となる。「ヤフオク!」内の参加者限定型オークション「メンバーズオークション」に、2016年2月12日から19日までの8日間の日程で入札者を募る。開始価格は、1.61億円(税別)としている。

 太陽光発電所設備そのものがインターネットオークションに出品されるのは、国内初という。ウエストエネルギーソリューションは、今後も同様の「メンバーズオークション」を定期的に開催することで、既存の太陽光発電所設備の流通を推進するとしている。

 「メンバーズオークション」とは、開催者(出店者)が参加者(入札者)を指定し、参加者限定で開催できる特別なオークション。特別感のあるオークションを開催したい場合や、貴重な商品の公開先を限定した上で、インターネットを通して全国各地から落札者を募りたい場合などに使われる。参加者だけが、開催者の「出品リスト」内で商品を閲覧でき、開催者や参加者以外の一般の「ヤフオク!」利用者が、商品ページに直接アクセスしても、エラー画面が表示され商品内容を閲覧できない。

 「メンバーズオークション」参加を希望する利用者は、まずオークション開催者(ウエストエネルギーソリューション)に資料を請求する。開催者による審査(買取人としての適格性)の後、詳細な資料が送付され、入札開始日以降に、オークションに参加する(入札する)という流れになる。