東芝のリストバンド型生体センサー
東芝のリストバンド型生体センサー
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 東芝は2016年2月4日、社内カンパニーであるヘルスケア社を同年3月末で廃止すると発表した。同社の医療機器子会社、東芝メディカルシステムズを売却する方針に伴い、体制を見直したもの。

 ヘルスケア社はグループ内に分散していたヘルスケア関連事業を統合するため、2014年7月1日付で設置された。ヘルスケア社の廃止により、売却方針である東芝メディカルシステムズの関連事業以外では、重粒子線がん治療装置やゲノム解析受託サービスなどを東芝グループ内の他部門へ移管する。

 リストバンド型生体センサーなどの事業については、東芝グループ外への移管も検討するという。いずれも2016年3月末をメドにそれぞれ事業の方向性を決定する予定。

 事業体制の見直しに伴い、再配置および再就職支援を含む早期退職優遇制度を実施することも明らかにした。

 本発表を含む本日の会見の詳細については、追って日経デジタルヘルスでお伝えする予定。