三菱自動車は2017年1月31日、都内で決算会見を開いた(図1)。2016年度通期の営業利益が10億円の黒字になる見通しを発表。12年連続の通期営業黒字が視野に入った。
図1 決算会見を行う三菱自動車副社長の池谷光司氏
図1 決算会見を行う三菱自動車副社長の池谷光司氏
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 同社は2016年4月に発覚した燃費不正問題で営業利益に対して約400億円のマイナス影響を見込むが、日産の部品調達価格を基準にしたコスト削減活動や、為替が円安方向に振れたことにより収益性が改善した。前回2016年10月28日の発表時には、営業利益は276億円の赤字見通しだった(図2)。
図2 2016年度通期の営業利益増減分析
図2 2016年度通期の営業利益増減分析
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