ハワイ州最大規模のメガソーラーとなる
ハワイ州最大規模のメガソーラーとなる
(出所:ユーラスエナジーホールディングス)
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 ユーラスエナジーホールディングス(東京都港区)は1月25日、米ハワイ州のオアフ島に太陽光パネル容量で約40MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を稼働したと発表した。同島西のワイアナエ(Waianae)地区にあり、ハワイ州で最大規模の太陽光発電所になる。

 発電事業会社はEE Waianae Solar Project LLC(ハワイ州オアフ島)で、連系出力は27.6MW、太陽光パネルの設置容量は40.35MWとなる。パネルは、カナディアンソーラー製(318W/枚)を約12万7000枚設置した。22年間にわたりハワイの大手電力会社であるHawaiian Electric Companyに売電する。

 今回のプロジェクトは、米国の再生可能エネルギー支援策の1つである投資税額控除(ITC)を利用しており、親会社の豊田通商の米国法人がタックスインベスターとして参加している。

 ハワイは現在、電力供給の約9割を化石燃料に依存している。州政府は州内における再エネの比率を2020年までに30%、2040年までに70%、さらに2045年までに100%とする意欲的な目標を掲げている。ユーラスは、こうした事業環境を追い風と考え、今後も同州での事業展開を進めていくとしている。

 同社グループにとって、米国に運営する太陽光発電所は、カリフォルニア州キングス郡に2011年8月に稼働したパネル容量45MWのプロジェクトに次いで2番目となる。カリフォルニア州のサイトでは、シャープ製パネルを採用した。