QuestUAV社製の固定翼型ドローンによる測量のイメージ
QuestUAV社製の固定翼型ドローンによる測量のイメージ
(出所:テラドローン)
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 ドローン(無人小型飛行体)を手掛けるテラドローン(東京都渋谷区)は2月1日、英国の固定翼型ドローンメーカーであるQuestUAV社と提携したと発表した。

 提携に基づいて、QuestUAV社の固定翼型機を使った測量サービスのほか、機体の販売、新機種の共同開発に取り組んでいく。

 他社製の機体を使った場合に比べて、搭載カメラの性能や機体の安定性が向上するという。これによって、より高精度な測量が可能になり、メガソーラー(大規模太陽光発電所)やダムといった大規模な設備の開発に有効としている。

 テラドローンは2017年1月、QuestUAV社の固定翼型の機体を土木測量サービスに採用 した上、日本における機体の販売や開発などで提携していた。今回の新たな提携によって、機体の改良に向けた共同開発にも着手する。

 QuestUAV社製の固定翼型ドローンの特徴として、三つの点を挙げている。最大積載量(ペイロード)が大きいため、より高解像度のカメラと、最適なカメラ用固定具を搭載できること。機体の安定性が高く、風に強いこと。着陸時にパラシュートを使うなど、安全・簡単な運用を実現できることである。