群馬県で初のPFI
群馬県で初のPFI
(出所:群馬銀行)
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 群馬銀行は1月27日、群馬県に開発中の出力170kWの小水力発電事業に対して融資すると発表した。

 同県内で初めてとなる、PFI(private finance initiative:公共施設などの建設・維持管理・運営に民間企業の能力を活用する手法)による事業としている。

 群馬県北西部にある吾妻郡東吾妻町によるPFIで、箱島湧水を源とする鳴沢川における小水力発電設備の設置・維持管理運営を担う事業者を公募した。

 ヤマト(群馬県前橋市)が設立した特定目的会社(SPC)である、箱島湧水発電PFIが落札した。ヤマトは、再生可能エネルギーや省エネなども手掛ける設備工事企業である。

 群馬銀行は、SPCに対して総額4.1億円のシンジケートローンを提供する。融資の形態はコミットメント期間付タームローンで、期間は20年6カ月間としている。

 同行は、今回の融資の主幹事(アレンジャー)のほか、事務管理(エージェント)を務める。融資には、民間資金等活用事業推進機構も加わる。