国立がん研究センターと医薬品医療機器総合機構(PMDA)は2016年2月2日、包括的連携協定を締結した(プレスリリース)。レギュラトリーサイエンスに基づく「革新的な医薬品・医療機器の開発を促進する」(PMDA 理事長の近藤達也氏)狙いがある。

国立がん研究センター 理事長の堀田知光氏(向かって左)とPMDA 理事長の近藤達也氏(同右)
国立がん研究センター 理事長の堀田知光氏(向かって左)とPMDA 理事長の近藤達也氏(同右)
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 両者はこれまでも人材交流などを行ってきたが、より強力な連携・協力体制を構築する。PMDAは2015年4月から、従来の「連携大学院制度」を「包括的連携協定」に拡張。国がんとの協定はその第1号案件となる。

 両者は協定を通じ、共同研究や情報発信・普及啓発、人材育成などに共同で取り組む。具体的には、大きく3つの領域での協業を予定している。