災害時の非常用コンセント
災害時の非常用コンセント
(出所:日本アジアグループ)
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発電量を示す表示モニタ
発電量を示す表示モニタ
(出所:日本アジアグループ)
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 日本アジアグループ傘下の国際航業(東京都千代田区)は1月27日、滋賀県大津市に出力948kWの太陽光発電所「大津ソーラーウェイ」を完工したと発表した。大津市クリーンセンターが管理する一般廃棄物処分場跡地の一部を活用した。一般家庭の約175世帯に相当する発電規模で、発電電力は、全量を関西電力に売電する。

 同案件は、滋賀県大津市の公募した「大津クリーンセンター廃棄物最終処分場大規模太陽光発電事業」の提案募集に、国際航業が選定され、2015年7月から建設していた。

 EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイが担当し、1万6241m2の敷地に京セラ製の太陽光パネルを設置した。パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。O&M(運営・保守)は JAG国際エナジーが担当する。

 PCSの一部に自立型を採用し、非常用コンセントを併設したことで、災害時など最大10kWを出力して非常用電源として活用できる。表示モニタを設置したほか、今後、地元の小・中学生を対象にした再生可能エネルギーに関するDVDを制作するなど、環境教育に取り組む予定という。