「デルタ電子 赤穂エナジーパーク」 
「デルタ電子 赤穂エナジーパーク」 
 (出所:デルタ電子)
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 デルタ電子(東京都港区)は1月15日、兵庫県赤穂市に出力約4.6kWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「デルタ電子 赤穂エナジーパーク」を建設し、竣工開所式を開催したと発表した。小型パワーコンディショナー(PCS)による分散型システムを採用した。

 総面積約10haの敷地に、265W/枚の太陽光パネルを1万7256枚設置し、総容量を約4573kW(4.573MW)とした。パワーコンディショナー(PCS)は、定格出力20kW機を175台、同50kW機を10台設置し、連系出力を4MWとした。

 年間発電量は 約490万kWhを見込む。これは一般家庭・約1100世帯分の年間消費電力量に相当する。固定価格買取制度(FIT)により全量を売電する。

 太陽光パネルは台湾Neo Solar Power Corporation社の結晶シリコン型を採用した。PCSはデルタ電子製の「RPI-M20A」を175台、「RPI M50A」を10台設置した。RPI-Mシリーズは耐候性に優れ、屋外への設置が可能という。

 小型PCSを多数台、導入する分散型システムでは、PCS用の建屋や収納設備を設ける必要のないことや、PCS故障時の発電ロスが少ないなどの利点があるという。