SBIマネープラザの組成したファンドに組み込んだメガソーラー
SBIマネープラザの組成したファンドに組み込んだメガソーラー
 (出所:SBIマネープラザ)
[画像のクリックで拡大表示]

 SBIグループのSBIマネープラザ(東京都港区)は1月15日、千葉興業銀行と武蔵野銀行との間で、「太陽光発電ファンド」の提案に関する紹介契約を締結したと発表した。SBIマネープラザの組成する「太陽光発電ファンド」への投資を考える両行の取引先をSBIマネープラザに紹介する。

 「太陽光発電ファンド」は、固定価格買取制度(FIT)を活用した太陽光発電事業で得る売電収入を原資としたファンド。SBIマネープラザは、これまでに合計5ファンド(総額約63億円)を募集し、完売した実績がある。

 同ファンドでは、長期・安定的な投資機会を投資家に提供するとともに、2014年1月に始まった「生産性向上設備投資促進税制」などを活用することで、実物の太陽光発電所に投資した場合とほぼ同様に、初年度に90%を上回る税務上の償却メリットを得られるという。

 そのため同ファンドには、主に課税所得の繰り延べニーズをもつ法人顧客が投資しているという。これまでは、SBIマネープラザがパートナーシップを組む税理士事務所、公認会計士事務所から投資家を募ってきたが、今回の業務提携により、千葉興銀と武蔵野銀行から紹介された顧客にも、同様の商品を提案できる。

 SBIグループは、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギー発電事業に関連したファンドを積極的に取り扱う方針で、2016年3月期は、100億円規模の太陽光ファンドの募集を目指している。