太陽光パネルを設置したタイのガソリンスタンド
太陽光パネルを設置したタイのガソリンスタンド
(出所:ソーラーフロンティア)
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 ソーラーフロンティア(東京都港区)は1月16日、タイにあるガソリンスタンドにCIS化合物型太陽光パネルを設置したと発表した。英蘭国際石油資本シェルの系列店で、タイ中部に位置するチャチューンサオ県に新設された給油所内の施設屋根に、合計出力21.76kWを設置した。

 施工は現地の太陽光発電EPC(設計・調達・施工)サービス事業者であるエナジープロコーポレーションが担当した。発電した電力はすべて施設内で自家消費する。

 今回の設置は、シェルグループがアジア太平洋地域で進める「環境配慮型サービスステーション普及プロジェクト」の第1弾となる。

 タイにおけるシェルグループの代表者であるAsada Harinsuit氏は、「グループ内のノウハウ、技術力、革新力を生かし、より豊富でクリーンなエネルギーを模索することで、世界で拡大するエネルギー需要に応えていきたい」とのコメントを公表した。

 ソーラーフロンティアのCIS型太陽光パネルは、日本国内でも、昭和シェル石油系列のガソリンスタンド400カ所以上に設置されている。電気代の削減のほか、停電時および自然災害の発生時に非常電源としても利用できる。