山口・萩メガソーラー発電所
山口・萩メガソーラー発電所
(出所:京セラ)
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竣工式の様子
竣工式の様子
(出所:京セラ)
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 東京センチュリーと京セラが共同出資する京セラTCLソーラー合同会社(東京都千代田区)は、山口県萩市に建設を進めていた発電容量約21.1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「山口・萩メガソーラー発電所」がこのほど完成し、1月11日に竣工式を開催した。

 同社が手がける太陽光発電所の中で、「京都・伏見メガソーラー発電所」(京都市伏見区、25.0MW)に次ぐ2番目の規模となる。2016年3月に着工し、2017年12月2日から運転を開始した。

 産業廃棄物処理場の建設画が中止になり遊休地となっていた、大幸牧場(埼玉県吉川市)が所有する約90万m2の敷地に、太陽光パネル7万8144枚を設置した。年間発電量は約2300万kWhの見込みで、一般家庭約7730世帯分に相当する。発電した電力は中部電力に売電する。買取価格は36円/kWh。

 太陽光パネルは京セラ製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用した。設計・施工は四電エンジニアリング(高松市)、保守・維持管理は京セラソーラーコーポレーション(京都市)が担当する。

 京セラTCLソーラー合同会社は、これまでに同発電所を含めて全国58カ所・合計約166.9MWの太陽光発電所を開設した。また、水上設置型ソーラーにも取り組み、すでに5カ所で運転を開始しており、千葉県市原市にある山倉ダムでは日本最大級の13.7MWの水上設置型ソーラー発電所「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」の建設が完了しており、3月に運転を開始する予定。