日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2017年1月11日に発表した2016年12月の車名別新車販売台数によると、ホンダの軽自動車「N-BOX」が首位となった。2位はトヨタ自動車のハイブリッド車(HEV)「プリウス」、3位は日産自動車の小型車「ノート」である(図1~3)。
11月に2位だったN-BOXは、12月には3カ月振りにプリウスから首位を奪い返した。軽自動車だけの順位では、10カ月連続で首位を維持した。広い室内空間や使い勝手の良い内装などが顧客に支持された。
11月に首位だった日産のノートは3位に順位を下げたが、前年同月に比べると97.8%の増加であり、好調な販売を維持した。同車は、新しい電動パワートレーン「e-POWER」を搭載。通常の電気自動車(EV)と違って充電口は備えておらず、ガソリンを給油して走行する。外部充電しなくて済む使いやすさが、販売増加に寄与した(関連記事)。