「いちご米子泉ECO発電所」
「いちご米子泉ECO発電所」
(出所:いちごECOエナジー)
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 いちごグループホールディングス傘下のいちごECO エナジー(東京都千代田区)は1月12日、鳥取県米子市に「いちご米子泉ECO発電所」が完成し、運転を始めたと発表した。出力約2.61MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)となる。

 年間の予測発電量は、約290万6000kWhを見込んでいる。これは、一般家庭約800世帯分の年間消費電力に相当する。
 
 事業用地は6万4484m2で、米子市伯仙財産区から借り入れた残土処分場の跡地となる。EPC(設計・調達・施工)サービスはJFE電制が担当し、中国インリー・グリーンエナジー製の太陽光パネルを1万40枚設置した。パワーコンディショナー(PCS)はスイスABB製を採用した。

 いちごECOエナジーは、現在、31カ所(106MW)の太陽光発電所の開発案件を確定させ、計画通り進めている。31案件が計画通り20年間、稼働した場合の将来収益想定(営業収益-減価償却費)は20年間で合計約362億円を見込んでいる。この予想値は、事業計画策定に際し、技術コンサルタントが作成する超過確率50%での予測発電量である「P50」をベースに試算したものという。