米国のパワーコンディショナー(PCS)メーカーであるSolarEdge Technologies社は1月12日、太陽光発電と蓄電池の連係制御システム「StorEdge」を、米国以外の海外でも本格的に販売すると発表した。

 従来の米国のほか、オーストラリア、欧州、南アフリカで販売代理店を通じて供給する。

 電力料金を節約できる上、停電時などの非常用電源として活用できる。2015年に試験的に販売し、すでに世界各地に納入しているという。

 住宅などを対象とし、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に貯め、太陽光発電電力だけでは需要を満たせなくなった時や、電力需要の多い時間帯に、蓄電池から放電して使う。電力網における時間ごとの需給バランスに応じて、電力の利用方法を助言する機能「Time-of-Use management」を備える。

 米テスラモーターズの住宅用蓄電池「Powerwall」にも対応していると強調している。

 太陽光発電と蓄電池のPCSは、1台で共用できる。太陽光発電や蓄電池を導入する住宅にとって、発電や蓄電の効率が高く、簡潔な設計、高い安全性やメンテナンスが容易といった利点があるという。